地震保険は単独では契約できません!

火災の心配はあまりしていないけど、地震は心配だから地震保険だけ入りたいと思っていらっしゃる方もおられるのではないでしょうか?

実は地震保険が単独で契約することができません。(少額短期保険では加入できますが、国が管理している地震保険は単独加入ができません。)

地震保険は、火災保険とセットで契約する必要があります。

しかも、火災保険は20年、35年と長期で契約することもできませすが、地震保険は基本1年、最長5年の契約になります。

そして、保険金額は火災保険の保険金額をベースに考えることになります。

地震保険は火災保険の保険金額の30~50%の範囲内で契約する必要があります。

つまり、火災保険が2,000万円なら、600万円から1,000万円の間で契約する必要があります。

そして、限度額は建物が5,000万円、家財は1,000万円となります。

なので、地震で家が倒壊してしまった場合、おうちの建て直し費用を地震保険ですべて賄うのはかなり難しいと思っておいた方がいいと思います。

地震保険は建物を直すというより、生活を立て直すための資金として考えた方がいいかもしれませんね。

もしもの備えは保険単体でなく、家計や貯金、暮らし方など総合的に考えて備えていきましょう!

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

「この知識をたくさんの人に知って欲しい。そして、生活を豊かに、夢をあきらめず実現して欲しい。そのためのお手伝いをできる仕事がしたい!」と思い、金融機関で勤めた経験もなく勢いのまま会社を辞め、独立系ファイナンシャルプランナー(特定の保険会社や金融機関などに属さないFP)として大阪で2005年に開業。
長年、サービス提供を行っていく中で、先輩FPや仲間のFP、税理士や司法書士などの専門家のアドバイスやサポートを受けて、相談技術や相談実務で役立つFP知識を増やす。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家として責任を持ち、お客様とお会いして相談をお受けいただいた前より、ホッとした表情や笑顔でお帰りになるお客様の顔をみて「やっぱりファイナンシャルプランナーという職業はいい職業やな」と日々実感している。

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