今日(2013/12/11)の新聞を見ていると、厚生年金や国民年金は今後増えないのではないだろうか、という記事が掲載されていました。
増えないどころか、今月の支給される年金から1%減、2014年4月に1%減、2015年4月にも0.5%減と、2年ちょっとで2.5%減る事が予定されています。
同じ生活をしていても、消費税のアップを考えると年金の収入が減って、支出は増えることになります。
年金だけで生活されている方にとっては厳しい状況ではないでしょうか。
ケチケチしない老後準備
今すでに年金をもらっている人が今から準備となると「働く」ということになると思いますが、今は現役世代だけども老後が不安な方は準備することができます。
準備するときに必要なこととしては、
①老後にも収入があるようにする
②老後に使うお金を準備する
ことです。
①は、今や将来の職場で長く働くことができるように準備をしたり、退職後仕事にできるようなスキルを身に付けたりすることが大事です。
②は、まずは「老後のためにいくらくらい必要か」を考える必要があります。
いくらくらい必要かもわからないうちに、多額の年金保険に加入したり、手元の資金で運用を始めてしまうと、近い将来のためのお金が不足するかもしれません。
「いったい、いくら私は老後のために自分で準備しなくてはいけないのか?」を明確にしましょう。
自分のプランに合わせた老後準備を
自分で準備しなくてはいけない金額は、人それぞれです。
ご夫婦で共働きの会社員であれば、二人とも厚生年金があるので、年金額が増えますから自分で準備するお金は少なくて済むかもしれません。
自営業で独身であれば、一人分の国民年金ですから、しっかり貯めないといけないかもしれませんし、老後も働き続けることができれば、準備する金額はそんなに多くないかもしれません。
また、毎月3万円を老後資金に回すことができたとしても、ゴールが20年後の人と30年後の人では貯まる金額も違います。
貯めたい金額が大きく、ゴールまでの期間が短く、月々回せるお金がすくない人はリスク商品を組み入れる必要がありますが、貯めたい金額が小さく、ゴールまでの期間が長く、月々回せるお金が多い人はもしかしたら貯金だけで十分かもしれません。
貯金をするにしても、運用をするにしても会社の福利厚生制度をうまく使うことで、有利に準備することができることもあります。
勤務先、目標、家族構成、現役時代に使いたいお金などで、貯め方、選ぶ商品などが違ってきます。
「老後資金だから年金保険」みたいな、安易な選択ではなく、広い選択肢の中から選びましょう。
老後準備をするために今をガマンするのも本末転倒だと思っています。
今しかできない、歳をとってからではできないこともたくさんあります。
「今の楽しく、老後もあんしん」の貯蓄・運用計画を作りましょう!