最近、若い方のＦＰ相談が増えてきているのですが、暮らしや働き方に不安がある方が多いからではないかと思っています。

内閣府が、2012年春に今年の大卒のうち、約２０万人が企業からの求人がが、就職しなかったとする調査結果を公表しました。「大企業志向が高くて、中小企業の求人には応じなかったから」という理由のようです。

確かにそうかもしれませんね。２０代前半では、働き方や企業の良し悪しを自分で判断のしようがありませんもんね。かく言う私も３流大学から大企業に入るためには・・・と必死で考えて、まずは派遣で大企業の仕事をして、そこから大企業へ転職！と考えて派遣会社に入りました。

結果としては、今に至っている（自営業で独立FPとして活動）ので、価値観はどんどん変わっていくものだと実体験で感じています。

「生活」をとるならやっぱり大企業！？

最近では、超大企業でも、吸収合併や大規模リストラなどがあり、「一生安泰」というわけにはいきませんが、お客さまの個別相談をしていると、まだまだ大企業や公務員とそれ以外の会社では大きな格差があることがわかります。

休暇の取得、共済会などによる保障、退職金など、福利厚生が充実していますし、いざリストラとなっても、退職金積み上げなどがあり、リストラされてもすぐに困ることはないのが実情ではないでしょうか？

「生活」を取るか、「人生」を取るか、あなたはどっち？

「生活」と「人生」、大げさないいようかもしれませんが、安定した生活を重視して、仕事は給料を得るための労働力の提供と割り切ってしまうことができれば大企業はよいかもしれません。波風立てず、上司や会社の方針に従い、辞令が下ればどんな仕事でもする。生きがいは家族や、趣味、であればやはり大企業なのでしょう。

しかし、一日の1/3以上は仕事のために使うのであれば、仕事の中でもなるべく自分の持ち味を活かせて、評価もされ、やりがいを感じたいと思うならどうでしょうか？自分のやりたいことができる可能性が広がる（あくまで可能性ですが）なら中小企業、自営業を選ぶのも選択肢のひとつではないでしょうか。

ファイナンシャルプランナーはそんな今の暮らしを活き活きと暮らしながら、老後の生活にも不安がないよう家計管理のサポートをすることであんしんして豊かな暮らしを実現するためのお手伝いを行っています。