受取った退職金はどうしますか?

先日の新聞記事で、「企業年金 一時金派7割」という記事がありました。

会社の準備している企業年金は、退職の時にまとめてもらうか、

何年にかに分けて年金形式でもらうかを決めることがでいる

場合に、どちらで受け取っている人が多いか?とうことでした。

一時金で受け取る理由としては、一時金で受け取る場合と年金で

受取る場合で税金や社会保険料の金額が異なり、結果として

一時金で受け取る方がオトク、ということで一時金で受け取る人が

多いという記事でした。

受取った後はどうする?

企業年金を一時金で受け取ったとしても、すぐにそのお金を使う

ワケではないと思います。

そもそも「年金」なので、老後の生活費の中で公的資金で不足する部分や

余裕資金として使うためのものです。

資産運用はした方がいい?

退職前後の方のご相談で多いのは、「資産運用をしたいのだが・・・」という

内容です。

世の中的にも、資産運用をするのが普通になってきているのと、

『銀行に置いていても増えない』という理由が多いように思います。

しかし、資産運用は預金と違って元本を損なう可能性もありますので、

『運用が必要な人だけ運用すればいい』、と私は思っています。

例えば、

・10年後、20年後には生活費が枯渇してしまいそうだ

・旅行が趣味で、運用でうまく行ったらグレードアップしたい

・頭の運動と思って、趣味でしたい

などなどです。

一番よくないのは、『銀行から勧められてなんとなく』してしまうと、

下がった時にとても損した気分になります。

まずは老後の生活プランを立てよう!

本当に生活費が賄えるのか、車の買換えや家の修理・リフォーム

子どもたちへの援助などで数年後に必要なお金はどれくらい準備が

必要なのかを把握することが大事です。

その上で、必要な分もしくは余裕がある文だけ資産運用に回すことが大事です。

そして、実際に資産運用を開始する際には、選んだ商品がどれくらい値下がり

するかもしれないことを事前に知っておく必要があります。

いいことばかりイメージするのではなく、悪い時の事もしっかり考えておく

ことが大事です。

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

「この知識をたくさんの人に知って欲しい。そして、生活を豊かに、夢をあきらめず実現して欲しい。そのためのお手伝いをできる仕事がしたい!」と思い、金融機関で勤めた経験もなく勢いのまま会社を辞め、独立系ファイナンシャルプランナー(特定の保険会社や金融機関などに属さないFP)として大阪で2005年に開業。
長年、サービス提供を行っていく中で、先輩FPや仲間のFP、税理士や司法書士などの専門家のアドバイスやサポートを受けて、相談技術や相談実務で役立つFP知識を増やす。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家として責任を持ち、お客様とお会いして相談をお受けいただいた前より、ホッとした表情や笑顔でお帰りになるお客様の顔をみて「やっぱりファイナンシャルプランナーという職業はいい職業やな」と日々実感している。

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