滋賀県某企業の確定拠出年金の継続教育セミナーの講師を務めさせていただきました。
今回は初級編ということで、確定拠出年金の制度についてや、導入されている制度の活用方法についてお話した後に、基本的な資産運用の考え方と投資信託などの商品の選び方についてお伝えしました。
企業で導入されている確定拠出年金は企業が従業員の方の大切な老後資金準備をサポートする一つのツールですが、従業員の方から見ると「やらされている感」を持っている人が居ます。
また、制度の細かいところは法律が変わったり、企業での運営方法や採用制度が変わったりするため、定期的に確認していただくことは非常に有益です。
資産運用に関しては、基本のお話もありつつ、時期的に米国大統領選挙でトランプ氏が勝利したことなどを触れながらも、長期分散積立投資の大事なポイントをお伝えさせていただきました。
今回、セミナー狩猟後のご質問で印象的だったのは、「持ち続けることとリバランス大事さ」についてでした。
リーマンショックの時に株価が大幅に下落した時に、株式の投資信託を売却し、安全運用に変更したため、7年経っても回復していない・・・というようなお話でした。
運用の方針の変更は、相場の状況ではなく、運用期間やリスク許容度によって変えなくてはいけない、逆に相場の状況でのみ運用方針を変えてはいけない、と強く感じたご相談でした。