日本デビットカード推進協議会が調べた結果、財布の中に入れているカード類の枚数の平均8.8枚というニュースが掲載されていました(MSN産経ニュース)。
カードの中には運転免許証なども含めて、ということですが、運転免許証を2枚も3枚も持っている人はなかなかいませんから、増える原因としては、クレジットカードやポイントカードと言ったものが原因になっているかと思います。
ちなみに、わたしの財布を今開いてみてみたところ9枚のカードが入っていました。うーん、ヘイキンなオトコですな。
昔は、ポイントカードやクレジットカードを山ほど持っていたのですが、ファイナンシャルプランナーとして家計の改善のお手伝いをする場合、「カードの多さは家計を圧迫しますよ!」とお客さまにも言うているので、極限まで減らしています。
おデブな財布は、家計もおデブ!?
カード類をたくさん持っていても、きちんと貯金ができている人は問題なのですが、貯金ができないと困っている人については、カードを減らすことをオススメしています。
ここでいう、「カード」は、「クレジットカード」と「ポイントカード」です。
この二つは多すぎると、家計管理も面倒になりますし、効率も悪くなってしまいます。
お金を貯めたいなぁと思っている人は、思い切って、カードは1枚、ポイントカードは2枚くらいまでに絞ってみましょう!
クレジットカードがたくさんあると出てくる心理的な落とし穴
クレジットカードは手元にお金がないときや、支払いをスムーズにするためには便利なツールなので上手に使ってもらいたいのですが、何枚も持っていると家計管理の際に「心理的な落とし穴」に陥ってしまいがちです。
「今月のカードの支払いは3万円」となると、ゲッと思う人もおおいかと思います。しかし、これが、4枚のカードでそれぞれに、5,000円と8,000円と10,000円と7,000円と支払い明細がきても「ふーん」としか思いません。
4つのカードのトータルの支払いは3万円なのにもかかわらず、です。ひとつひとつの金額しか頭に残りにくいので、こんなことが起こってしまいます。
一枚の明細書で3万円!と出てきた方が「今月はちょっとカードを使うのを控えようかな」と思う効果があります(自分自身で実証済み)。
ポイントカードは絞って効率的に!
あちこちのポイントカードを持っていると、あちこちで中途半端なポイントが貯まってしまって、結局は使わずじまいになってしまうこともあります。「あと、400円買うとポイントがアップするから」とムダ使いの理由になってしまうこともしばしば。
ポイントカードは持つなら、スーパー系と家電量販店系の2枚に絞るなど工夫するか、「ポイントをもらっても使う機会がない」とすっぱりポイントカードを作るのをあきらめるのも有効です。
スマートでカッコいいお財布にしよう!
余計な脂肪がついているメタボなお腹と一緒でカードやレシートで膨らんだ財布はあまりカッコいいものとは言えません。
年末のこのタイミングに、おうちのお掃除と一緒に、お財布の中も一度見直してすっきりスマートでカッコいいお財布にしてみましょう!