日経新聞の電子版で、年収1000万円世帯でも老後不安、原因は資産不足という記事が出ていました。
「1000万円ももろててなに言うてんねん」という声がたくさん聞こえてきそうなテーマです。
収入に関係なく老後資金は考えよう!
でも、実際に相談を受けていても感じるのですが、決して「年収が高いから老後は安心」とは言えないですし、年収1000万円でも生活に困っている人もいます。
記事の中でもコメントがあったのですが、老後への不安のあるなしは「老後資金が準備できているか」が大きく影響しています。
老後資金が1000万円未満と1000万円以上では、老後の生活費への不安は大きく違っています。
また、年収1000万円以上の家庭でも3割以上のひとが貯金額が「0」という結果が出ています。
実際の相談でも、年収1000万円オーバーでも、貯金が数十万円という方もいらっしゃいます。やはり、収入なりの生活をしてしまうからですね。
お金を貯める、増やす方法はさまざまですが、確実な方法は、「何年後にいくらいるから、毎月○万円貯める」ことです。
例えば、「20年後に1000万円」なら、1000万円÷20年÷12ヶ月=約41700円となります。「そんなに毎月貯金できないよ~」となれば、いくらなら貯めれるか⇒不足する額を埋める運用利回りは何%か、をしっかり考えれば、無理にリスクの高い運用をしなくてもよくなります。
「あまったら貯金」から、「将来必要なお金をよけて、残ったお金で生活」するルールを作ることが大事です。
年収にかかわらず、老後の生活資金はしっかり考えていないと、「アリとキリギリス」の寓話のキリギリスさんになっちゃいますよ。