74万人以上に影響を及ぼす年金制度の改正がありました。
これまで、国民年金や厚生年金など通算25年以上加入していないと、老齢年金を受け取ることができなかったのですが、今月からこの期間が短縮され、10年となりました。
受給資格期間が短くなるということは?
25年という期間は長いですよね・・・。ちょっと生活が苦しくて年金の支払いが行えなかったり、転職と転職の合間の国民年金を未納していたなど、ちょっとしたことで25年を満たさないのでは・・・とも考えてしまいます。
この期間が25年から10年に短縮されました。
収めていなかった期間が25年に満たなかった人も10年加入していれば受け取ることが出来るようになりました。
これまで年金を受け取ることができなかった人も受け取れるようになり、準備連絡が来る予定となっています。
気になる人は、ねんきんダイヤル0570-05-1165まで連絡してみてください。
ねんきんダイヤルには別件でわたしも電話をしたことがありますが、やさしく丁寧に教えてくれますよ(笑)
年金の給付額に注意!
ただ、注意していただきたいのは、年金の受給額は加入年齢に比例して給付が行われます。
でないと、40年加入していた人と10年加入していた人が同じ年金額をもらうことができたら逆に不公平になってしまいますよね。
10年加入している人は、40年加入している人の4分の1の年金になると思ってもらえればいいと思います(働き方によって加入していた年金
制度が異なるのでかならず4分の1になるとは限りませんので、ご了承ください)。
年金制度の不安をあおるような報道などもありますが、公的年金は終身年金で死ぬまで受け取ることができます。
老後の生活費の基盤となる収入なので、できれば長く加入して受け取り額も大きくしておきたいですね。
もちろん、公的年金だけでは、老後の生活費準備することは難しくなっています。貯蓄や資産運用も併用して老後資金準備をしていきましょう!