共働きでも妻の長生きリスクに備えよう

「人生100年時代」と詩賦が言い始めましたね。

確かに現在の平均寿命が男性が80.98年、
女性が87.14年となっています。

実際に私の祖父は88歳、祖母は91歳まで生きていましたので、
「人生100年」も現実的なのかもしれません。

共働きなら老後も大丈夫?

これまで以上に夫婦共働きの世帯は増えているようです。

共働き家庭の場合、夫婦それぞれの厚生年金を受け取ることができ、
老後の年金は独身や専業主婦(夫)世帯に比べてたくさんもらえることが
期待できます。

なので、ライフプラン相談のなかでも、
「二人分の年金があれば、老後も年金だけでもなんとか暮らしていけそう」
と感じている人も少なくありません。

ファイナンシャルプランナー的にも夫婦共働きの世帯の場合、
「老後の二人の生活については、
あまり不安になり過ぎないでも大丈夫ですよ」
とお伝えすることもしばしばです。

老後のライフイベント費用は準備が必要

だからといって、共働きの世帯は老後資金準備をしなくてもいい
というわけではありません。

元々、収入が多い分だけ生活に使うお金も多くなっているので、
「年金生活になったから、生活レベルを下げて暮らす」
という事をしにくいと思っています。

私の両親を見ていても、「お金がない」といいながら、
生活費を削ることもなく、家電製品の買い替えなども
今まで通りの水準の金額で選んでいたりしています。

また、家の修繕や介護のためのお金は、生活資金とは別に
考えなくてはいけないこともありますので、
「老後のための生活費」ではなく、
「老後に起きるライフイベントのための費用」
は共働きの世帯であっても、早くから準備することを
考えてもらいたいと思っています。

一人になった時が要注意

また、共働きの世帯でも、年金生活になった後にも
どちらか一人の生活になった時の生活費などは考える
必要があります。

一般的に考えれば、女性の方が長生きとなりますので、
奥さんが一人暮らしになった場合の生活の収支を想像
してもらえたらと思います。

夫婦二人の年金生活の場合、お互いの基礎年金(国民年金)、
厚生年金を受け取ることができますが、
一人になった場合、一人分の基礎年金と厚生年金、
または遺族厚生年金を受け取ることになります。

遺族厚生年金は亡くなった人の厚生年金部分の約4分の3となります。

つまり、ほぼ一人分の年金しか受け取ることができません。

これに対して、生活費は二人暮らしから一人暮らしになったからといって、
生活費が半分になるわけではありません。

共働き世帯については、「老後全体の生活費」ではなく、
「一人になった時の生活費」の準備を考えてもらえたらと思います。

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

「この知識をたくさんの人に知って欲しい。そして、生活を豊かに、夢をあきらめず実現して欲しい。そのためのお手伝いをできる仕事がしたい!」と思い、金融機関で勤めた経験もなく勢いのまま会社を辞め、独立系ファイナンシャルプランナー(特定の保険会社や金融機関などに属さないFP)として大阪で2005年に開業。
長年、サービス提供を行っていく中で、先輩FPや仲間のFP、税理士や司法書士などの専門家のアドバイスやサポートを受けて、相談技術や相談実務で役立つFP知識を増やす。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家として責任を持ち、お客様とお会いして相談をお受けいただいた前より、ホッとした表情や笑顔でお帰りになるお客様の顔をみて「やっぱりファイナンシャルプランナーという職業はいい職業やな」と日々実感している。

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