2018年7月14日に大阪市立男女共同参画センター西部館 ”クレオ大阪西”様で「子育て後半家族の老後準備」というテーマでセミナーをさせていただきました。
クレオ大阪西さまでセミナーをさせていただくのは今回で5回目。
わたしがご依頼いただくベースのテーマは毎回「お金」なのですが、毎回少しずつターゲットや内容を変更したものをご依頼頂いています。
最近のベースは「老後をとりまくお金」なのですが、今回は「おひとりさま」と「夫婦」を分けて2時間ずつのセミナーのご依頼をいただきました。
「夫婦」については、幅が広いので、夫婦の中でも「子育て後半」というより絞った方たちを対象としたセミナーを提案させていただきました。
子育て後半のご夫婦は、子どもの教育費などのお金がかかる時期が過ぎた、または概ね見込みがついてきた時期になります。
いままでは、子どものためにお金を使うので精一杯というところから、自分たちのためのお金の準備に取り掛かることができるタイミングになります。
しかし、子育て終了後となると、老後までの期間は少し短くなってしまっています。例えば、30歳の時に生まれた子供が大学を卒業するときには、自分たちは52歳。お勤めの人で60歳定年とすると、定年までの期間は8年間となります。
この間に老後の事を考えて備えなくてはいけない時期になります。そして、あと数年ということで、「老後」もリアルに感じ、考えることができる世代でもあります。
時間がない、と感じられるかもしれませんが、その分、より具体的に老後の事を考えながら、少しでも早く準備に取り掛かる必要がある世代でもあります。
どんな世代でも違いがありませんが、やはり一番大事なのは、老後の収支をしっかり想像して予測することです。年金がいくらもらえるのか?お勤めの人の場合、退職金や企業年金などの制度があるのか?あるのであれば、いつ、いくらくらいもらえるのか?それ以外に自分で加入している個人年金保険や養老保険などはないのか?といった、今の時点で老後に得ることができるであろうお金の把握と、老後になってからの普段の生活費がどれくらい必要なのか?老後に大きなお金が必要になるようなことはないのか?その時はいくらくらいのお金が必要なのか、をしっかりと予測することが大事です。
その上で、今のうちに支出を減らすことができる部分がないか、不要に使っているお金はないのか?今からお金を育てていくことができるか?場合によっては、老後を先延ばし、つまりは働く期間を長くすることはできないのか?など今からできる準備を考えてもらうことが必要になります。
セミナーではこの、「老後の収支」と「今からできること」の2部構成で不安を解消する方法をお伝えしました。