先日の新聞に「70歳超えても働く」過半数という見出しの記事がありました。
人生100年時代を意識して、長く働くという選択肢を意識している人が
増えているのではないか、というような内容でした。
ただ、記事の中を見てみると、「70歳以上まではたらくつもり」とこたえた人を
職業別で見たところ、
- 正規の職員・従業員:28%
- 自営業者:72%
となっていたとのことでした。
わたしも独立ファイナンシャルプランナーとして働いているので、
「70歳以上でも働くことができるかな」と思っている節はあります。
逆に正規の職員・従業員の場合、「働きたくても職場の制度として働き続けることができない」
「職場が変わってまでは働きたくない」という気持ちもあるのでは
ないかと感じました。
働く理由はさまざまで、生きがいという人もいるでしょうし、金銭面の不安から
という人もいるでしょう。
お金の不安があるならライフプランニングを!
お金の不安から、「本当は働きたくないけど、生活(お金)のために
働こう」とおもっているのなら、できれば早いうちに一度、ライフプランニングや
キャッシュフローシミュレーションを是非行ってもらいたいと思います。
私のところにご相談に来られる人は、きっかけは、「家を買おうとおもっているが」
「子どもの教育費の事を考えたい」「資産運用を始めたい」というようなさまざまな
内容でご相談に来られますが、よくよく聞いてみると多くの人が、「老後の不安」を口にします。
「老後が不安だから」家をいくらまでにしておいた方がいいか知りたい
「老後が不安だから」資産運用を始めたい
といったような感じです。
そして多くの人が不安に思っているのは、実は「なんとなく」と漠然と不安を抱えている
ことがほとんどです。
ファイナンシャルプランナーがサパーとしているライフプランニングやキャッシュフロー
シミュレーションはそのような不安を「見える化」することができ、本当に老後に
問題が起きそうかどうかがわかります。
それによって、70歳以降も働くのか?65歳までなのか?はたまた55歳で引退できるのか?
など知ってもらうことが大事かと思います。
わからないこと、遠い将来のことには漠然とした不安が付きまといます。
逆に明確な問題がわかれば解決方法も考えることができます。
老後の不安はまず、ライフプランニングやキャッシュフローシミュレーションを
してもらって、漠然な不安を明確な問題に移し替えてもらえればと思います。