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収入が大きく減ってしまいそうなときの行動~新型コロナ問題で考える~

これを書いている2020年4月11日は、新型コロナウィルスの影響で
いろいろなことが犠牲になっている状況です。
私の住む大阪でも緊急事態宣言が発令されて外出の自粛要請が
出されています。
また、出勤なども制限されている会社もあり、時給などで
働いている人の収入が減ってしまっています。
現状出ている給付金の受給条件は厳しいため、もらえる人は
ほんの一握りなのでは、と感じてしまいます。
こんな時、どんなことを考えればよいか、
ファイナンシャルプランナー目線でお伝えしたいと思います。

まずは自分の資産を確認しよう

普段あまり気にしていないかもしれませんが、預貯金が
どれくらいあるか?現金化できそうの資産はないかなど、
確認してみましょう。

まずは銀行口座の残高です。意外といつもは使っていない
銀行口座や子ども名義の口座に預金しているお金があることも
しばしばです。

もちろん、子どもの名義の口座は将来の学費のためや、
子どもに遺したいためのお金かもしれませんが、
緊急時には使わなくてはいかないかもしれません。

次に生命保険です。いわゆる掛け捨ての保険ではなく、
貯蓄性のある保険です。

例えば、年金保険や終身保険、学資保険といったものです。

これらの保険を解約して現金化することも可能ですし、
貯まっているお金の中から一定割合の金額を「契約者貸付」
という形で、貸してもらうこともできます。

通常、貸してもらうにあたっては金利が必要で、
この金利が例えば筆者が加入している年金保険の場合、3.75%なのですが、
新型コロナウィルスの影響を鑑みてこの金利を0%にしている
保険会社などもあります。

また、普段は給与天引きで気にしていないかもしれませんが、
会社の制度で、財形貯蓄や持株会などを行っている人は、
引き出しが可能ですので、どれくらいあるか確認しましょう。

ただ、最近加入者が増えている企業型確定拠出型年金や
個人型確定拠出年金(iDeCo)などは60歳未満の場合、
引き出しすことや貸し付けを受けることが出来ませんので注意して下さい。

支払いを待ってもらえるか確認しよう

次に確認してもらいたいのは、日々の支払いで待って
もらえそうかどうかを確認しましょう。

月々定期的に払っているものはたくさんあります。

具体的に例を上げますと、

・所得税・住民税などの税金
・健康保険料、年金保険料などの社会保険料
・生命保険、損害保険などの保険料
・携帯電話の基本料金
・水道光熱費
・家賃
・住宅ローン
・奨学金
・その他ローン

などがあるでしょう。

普段であれば、支払わなくてはいけないものばかりですが、
非常時ですので、猶予を受け付けているものも少なくありません。

まずは、税金や社会保険料など公的な支払いから相談をするのが
良いかと思います。

その後で、支払いが大きいものから、支払いや返済を待って
もらえないかを相談するのがよいでしょう。

大事なのは安易にお金を借りないこと!

過去、家計が苦しい人の相談を受けた時に、改善に時間が
かかってしまうのは「とりあえず」と思ってお金を借りることです。

特に消費者金融やカードのキャッシングなど簡単に素早く
お金を貸してくれる所ほど危険です。

簡単に素早くお金を借りることが出来るところはその分、
高い金利を支払わなくてはいけないことがほとんどです。

「面倒だから」「まあ、何とか返せるだろう」「緊急事態だから」と
簡単に思って、楽な方を取ると、あとで大変なことになりかねません。

お金を借りるのは今ご紹介したようなことを出来るだけやってから
それでもどうしようもない時に借りることも考えましょう。
そして、借りる時も安易にキャッシングなどを使わず、
金利が低い方法がないか?探したり、相談したりしましょう。

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