贈り物の包装紙などは取っておくタイプの母をもつ大阪のご当地FP中野です。
うちの母は田舎の人なので、なんでも取っておくタイプの人です、お歳暮やお中元の包装紙はきちんとたたんで押し入れへ、もちろん紙袋もですし、いつ買ったん?というような洋服や家電製品がたくさん置いてあります。この前びっくりしたのは私が子供の頃に入っていた南海ホークスの「友の会」でもらったブランケットが出てきました。たぶん30年以上前のモノなんですよね・・・。ここまで来ると大したものです。
女性ってみんな同じなんでしょうか?下着もこんな調子な方が多いようです。こんな記事を見つけました。
ブラジャーの捨て時はいつ? 3人に1人は「タイミングがわからない」。
うーん、ブラジャーもですか・・・という感じです(苦笑)。
捨てない事にもコストがかかる!?
たしかにブラジャーって結構華やかなものも多いですし、そんなにすぐに破れたりしない(んですよね?)モノですから捨てにくいのは捨てにくいのかもしれません。
しかし、置いておくだけでもコストがかかっているんだ、という意識を持てばパッと捨てることができようになりますし、無駄に増えることもなくなるのでは?と思っています。
捨てることに対して「もったいない」と思うのは大事なことですが、置いておいてもコストがかかってしまいます。そのコストはというと、住まいの家賃、住居費です。必要のないモノを持たずに生活をしていればその分必要なスペースは減りますよね。その分狭い部屋でも十分に生活ができます。
「わたしはモノが多いからワンルームや1Kじゃ無理!」と言っていた人がいますが、逆に言えばモノが少なければワンルームでも十分ということですよね。
荷物が多いということは、それだけコストがかかってるんだ!という意識があれば無駄なものは買わないようになりますし、捨て時も自然にわかってくるんじゃないかな、と思います。
モノを増やさないためには?
断捨離という言葉がはやりましたが、増えたものを手放すのはなかなか勇気がいることかもしれません。
それなら、そもそもモノを増やさないようにするのも一つの方法ではないでしょうか?
買いだめをしない
たくさん購入するとお得に買い物ができることがよくありますよね。特に日用品などはまとめ買いがお得なケースがあります。冷凍食品などやお総菜などでも、500円のものが「3つで1000円」とかになると、買っちゃおうかなぁ・・・という気になってしまいます。
特に日用品や冷凍食品などは、「腐るものでもないし、安くなるならこのタイミングで買っておこう」と思ってしまう心理はてもよくわかります。
しかし、多く買ってしまい、たくさん手元にあると、「たくさんあるし、パーッと使っちゃえ」と使い方がルーズになってしまいがちです。
その分だけお金がかかることになりますから、まとめ買いによって多少お安くなっても、結果としてはあまりオトクになっていないこともあります。
また、化粧品などの場合は、利用期限が過ぎてしまうこともありますし、よりよいものや、自分に合ったものが見つかってしまうと、結局使わずじまいになってしまう可能性があります。
度々買いに行くのは面倒だと思う人も居るかもしれませんが、今はネット通販や宅配サービスなども充実しているので、買いだめを抑えることはできます。
特に、都会の住居では、お家賃も高くなる傾向があります。買ったものを置いておく「スペースもコスト」と考えてなるべく買いだめはしないようにしましょう。
まとめ買い、セット買いをしない
洋服などを買いに行っても、「2着目20%OFF」となっていたり、「5点セットで〇〇〇〇円」といったように複数のものを購入するように誘導するような提案がされていることがありますよね。
こういうのを見てしまうと、どうしても、「まぁいっか・・・」とか、「お得」に目を奪われてしまって、2着目、3着目をかったり、「5点セットのうち1つはいらないものだけど、安いし・・・」といった思考になってしまってついつい手が伸びてしまうこともあるでしょう。
お店としては、割引をせずに売れ残ってしまうと、損になってしまいますし、まとめて仕入れることで安くなっているので、多少割引をしてもたくさん買ってもらうことにメリットがあります。
しかし、買う側からすると、モノを多めに買ってしまうことになり、出費はふえてしまいますし、モノを増やす結果になってしまいます。
2着目以降割引だからと買った洋服は、正規の値段でも買おうと思った1枚目のものより愛着や好みから少し外れてしまうっていることがありませんか?そんな洋服だと買ったはいいけど、あんまり着なくて、タンスの肥やしになってしまっていはお安く買っても、単にムダな消費になってしまいます。
また、5点セットで買っていらない1点は、いらないからといって、すぐに捨ててしまうようなことはないですよね?使わないけど、ついついそのまましまっておくだけで、やはりスペースの無駄遣いになってしまいます。
必要な時に必要な分だけ手にしよう
いかがでしょうか?
モノを捨てることは勿体ないという考えから、「スペースもコスト」という考えにきりかえることでモノを貯めこまないようにすることや、オトクだからと買い過ぎることで結果としてよけいにお金を使っていることになることもあります。
自分に必要なものを必要な分だけ購入すると決めると、買う時にも慎重に選ぶようになり、愛着も沸きますから、長く使うことにもなります。
結果として、買うものが減ることで、お金の使い過ぎを減らすことにもつながります。
節約だけを考えるのではなく、モノの買い方、使い方も少し変えてみることで、心豊かに、結果的に使うお金が減ってお金が貯まっている状態にもなるようにしましょう。