投資・資産用のキホン:円高円安って?

1ドルが133円と20年ぶりの円安となり、経済ニュースだけでなく、普通のニュースでも話題になっています

資産運用のサポートをしていると、海外の株式や債券、不動産にも投資することになるので、為替の影響は資産運用の結果にも影響してきます

運用状況の説明をするときにも、「この前に比べて円安で~」などと説明していると聞いていただいている方が「ふむふむ、なるほど」となることも多いのですが、たまに「あれ?円安(円高)っていいんでしたっけ?」みたいなことになることもあります

目次

資産運用においての円安・円高の影響

資産運用を行っていると、国内だけではなく海外の株式や債券、不動産などにも投資を行います

直接投資していなくても、投資信託などを介して投資を行うことがあります

海外の資産を購入するわけですから、その国の通貨で購入をしますので、海外の資産に投資すると為替の影響を受けることになります

投資信託でも影響があるの?

投資信託を購入する場合、100万円分、毎月2万円といったように、円建てで購入をしているので、為替の影響はないのでは?と思われる方もいらっしゃいます

たしかに、投資信託を購入するときは、国内の投資信託の場合、円単位で購入することがほとんどです

投資信託を販売・運用している信託会社は、みなさんから預かったお金で何かしらの資産を購入して運用を行います

その投資信託が海外の資産で投資をする商品であれば、みなさんから預かったお金(円)を投資先の通貨に換金してその国の株式や債券、不動産などを購入しますので、為替の影響はあります

為替の動きにNISAの影響も

円高って投資にとってはプラス?

一概にプラスとは言えないです。状況によって変わります

あなたがすでに海外の資産を持っていたとしたら、今より円高の時に購入していて、円安に進んでいたら、その資産の円換算での資産はプラスになっていることになります

例えば、1ドル120円の時に10ドル分の資産を購入したとします

その時の支払いは1200円です

その後、1ドル130円になっていたとしたら、10ドル分の資産は円換算で1300円となり100円のプラスとなります

(ただし、その資産のドルベースでの価値自体が変わっていないことが前提です)

ですので、すでに海外の資産を保有していた場合、円換算ではプラスになっているということになります

海外の資産を保有していて、最終的には日本国内でそのお金を使うということであれば、円安はプラスにはたらくということになります

今、ドル資産を買うのは損?

よく聞かれるのですが、「今、ドル資産を買うのはよくないですか?」ということです

これは、一概に損とは言い切れません

どうしても少し前の為替水準と比べてしまって「円高の方が得だから、今は損」と思ってしまうかもしれませんが、資産運用は為替だけでは決めることができません

例えば、2つの状況でどちらが得か皆さんはどう思われますか?

ケース1:1ドル115円、米国国債10年ものの金利は0.1%

ケース2:1ドル130円、米国国債10ものの金利は3.0%

あなたはどちらを選ぶでしょうか?

ケース1を選ぶ人の心理は、「125円より円高になることはすくないく、為替差損のリスクが低い。円安になれば為替差益がとれる」というものかもしれません

ケース2を選ぶ人の心理は、「金利がかなり高い、円高になったとしても、金利で得た利益で十分損はでないだろう」といったものではないでしょうか

資産運用を行う中での為替の変動は短期的には大きな変動要因ですが、資産の価値の変動はそれ以外の部分でも変動します

為替の状況だけでなく、金利や株価状況なども考慮することが資産運用の中では大事になります

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

「この知識をたくさんの人に知って欲しい。そして、生活を豊かに、夢をあきらめず実現して欲しい。そのためのお手伝いをできる仕事がしたい!」と思い、金融機関で勤めた経験もなく勢いのまま会社を辞め、独立系ファイナンシャルプランナー(特定の保険会社や金融機関などに属さないFP)として大阪で2005年に開業。
長年、サービス提供を行っていく中で、先輩FPや仲間のFP、税理士や司法書士などの専門家のアドバイスやサポートを受けて、相談技術や相談実務で役立つFP知識を増やす。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家として責任を持ち、お客様とお会いして相談をお受けいただいた前より、ホッとした表情や笑顔でお帰りになるお客様の顔をみて「やっぱりファイナンシャルプランナーという職業はいい職業やな」と日々実感している。

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