多くの人が資産運用は未経験ではないでしょうか?
わたしの事務所にご相談に来られる方で「資産運用をしたことがある」「今の資産運用の分析をしてほしい」という方はほんの一部で、大部分の方は「気にはなっているんだけど・・・」という方です。
お金の話なので、友人には相談できないし、親世代は運用なんてとんでもない、なんて人が多いのだと思います。
ニュースなどではどうしても「何億円儲かった」「資産が0(ゼロ)になった」みたいなオーバーな話しか取り上げられないので、「投資はアブナイ」というイメージがあるかもしれません。
確かに資産運用をするのには何の資格も免許もいりませんから、いきなりハイリスクな運用もできてしまいます。
そんな資産運用の中で気を付けていただくことは大きくは4つあります。
気を付けてほしいことその1は、「中身が分からないものは絶対買わない」です。
福袋ならあるかもしれませんが、普段モノを買う時に中身がわからないものは買いませんよね?食料加工品などでも、どんな成分が入っているのかをチェックする人が多いのではないかと思います。例えば、オレンジジュースを購入するにしても、「果汁100%がいいな」とか「防腐剤ははいっているのかな?」と確認するのではないでしょうか?
資産運用でも同じことで、中身が何かわからずに買うのはキケンです。特に投資信託はみなさんから少しずつのお金をたくさんの人から集めて色々な投資先に投資を行う運用商品です。
ただし、「いろいろな投資先に投資」といっても、やみくもに投資しているわけではなく、商品毎にルールがあって、そのルールに沿った運用が行われています。
例えば、「日本の大型株に投資する」とか、「新興国の債券に投資する」など投資ルールが決められています。この投資先がどんなところのどんなものに投資しているか、をしっかり知るのは加工食料品で添加物をチェックするのと同じことです。
「株が入っているのはイヤだな」とか、「アメリカの企業に投資したいな」とあなたが投資したい先のものが入っているか、投資したくない先が入っていないか、きちんと確認する必要があります。
確認するためには「やっぱり勉強が必要じゃない」と思った人もいるかもしれませんが、そんなに難しくありません。確認のためのチェックポイントは3つですので10分もあれば理解できるかと思います。