大阪のファイナンシャルプランナー中野です。
最近(2013年4月)、株価上昇や為替の円安などの影響か、消費税8%への増税前の駆け込みか、住宅販売が活況になっていると不動産業界の方からよく聞きます。
確かに、消費税アップ前に・・・と考えるのもひとつかもしれません。
「マイホームはいつ買ったらいいですか?」とのご相談には、「パソコンとマイホームは欲しい時が買い時ですよ」とお伝えしています。
パソコンもマイホームも欲しいのには理由があるからです。パソコンなら、ネット証券で取引きをしたい、仕事で必要、などですし、マイホームの場合も子供の小学生入学前に、結婚を機に、なんてまさにタイミングですよね。もし、2年後に安くなるからといっておこさまの小学校入学を2年延ばすことはできませんよね(^_^;)
住宅探し前に「予算はこれくらいなら安全」と試算しよう!
タイミングは欲しい時でいいと思っていますが、だからといって、どんな住まいでもいいとは言えません。交通の便や地域、住まいの広さなどさまざまな条件があるとは思いますが、せっかく購入したおうちを手放すようなことにならないためにも、「いくらくらいまでなら大丈夫か」は考えて住まいさがしを始めてもらいたいと思います。
というのも、当たり前と思われるかもしれませんが、「いいな~」と思うおうちは値段が高いです。しかし、一度いいものを見てしまうとグレードを下げたおうちをみても満足できなくなっていまいます。
初めに、「予算は3,500万円!」と決めてしまえばきっと4,500万円や4,800万円のおうちは観に行かないですよね?つまり、高いグレードのものは見ることなく身の丈予算でおうちを選ぶことができます。
もちろん、3,600万円、3,650万円になってしまった!(>_<) なんてことはあり得ることです。他の暮らしの予算などを調整すればいいだけのことです。
資金計画は絶対ではなく、「ある程度、この辺の値段帯」と決めていただくことが大事です。
予算を決めるためには、今の貯蓄、将来の収入と支出、お子さまの教育費、自分たちの老後、住まいのメンテナンスなどさまざまなことを考慮して決めることが大事です。
後悔しない、購入したあともあんしんして豊かに暮らすためにもしっかり資金計画をしてから住宅探しをしてもらえたらと思います。