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金利上昇時の住宅購入、住宅ローンの考え方

「金利のある世界」が持ってきました

2024年7月末に日本銀行の総裁である植田氏が、金融政策決定会合で政策金利の利上げを発表しました

上げ幅は0.25%となり、日銀の利上げは17年振りとなりました

これにより、定期預金などのお金を預けている時の金利も上がりましたが、変動タイプの住宅ローン金利も2024年10月から多くの金融機関が0.15%上げています

これまで、銀行にお金を預けていても、利子が付かなかった時代から、バブル期のような高金利ではありませんが、金利が付くようになり、「金利がある世界」に日本も戻りつつあります

マイホーム購入への影響は?

マイホームを購入する場合、多くの人が住宅ローンを使って金融機関から住宅ローンを借りて購入資金を準備することになるかと思います

住宅ローンは月々(+ボーナス払い)で返済をしていきます

この場合、元本と利息を払っていくことになります

このため、支払いの総額は物件価格プラス利息を支払うことになります

つまり、物件価格以上の支払いが必要になります

金利が上がるということは、利息の支払いが大きくなることになります

支払うことができる金額に上限があるわけですから、利息の金額が大きくなるということは物件価格を下げる必要がある可能性が出てきます

例えば、毎月の返済可能額が150,000円の場合(借入期間35年、ボーナス払いなし)、以下のように借り入れできる金額が変化します

  • 金利0.5%の場合:借入金額 約5,780万円
  • 金利1.0%の場合:借入金額 約5,310万円
  • 金利1.5%の場合:借入金額約 4,900万円

実際には、建材費も高騰しているため、「月々〇〇万円までの物件で・・・」というのは難しくなっていて、毎月のローンの支払額が増えている傾向にあります

家探しの前に「身の丈予算」を考えよう!

マイホーム購入を考える時に

  • 家賃プラス〇万円だったら大丈夫だろう
  • 今の収支だったら大丈夫だろう

といった、「今」だけを考えて、マイホーム探しをする人は少なくありません

しかし、実際には、収入や支出の変化によって「将来も払い続けることができるのか」を考えて身の丈予算を考える必要があります

収入の減少としては次のようなことが考えられます

  • 今は共働きだけど、出産時に産休のため収入が減る
  • 子どもが大きくなるまで時短で収入が減る
  • ある程度の年齢になると役職退職で手当てが減る
  • 年金収入だけで、収入が減る

支出の増加として次のようなことが考えられます

  • 子どもの教育費
  • 親の介護費用
  • 家の修繕費用(修繕積立金、管理費の増加)
  • 家具・家電の買い替え

もちろん、プラス材料もあると思いますが、プラスとマイナス、両方を考える必要があります

ライフプラン(キャッシュフロー表)を作ろう

将来の収支を見える化するには、ライフプラン(キャッシュフロー表)の作成が有効です

ライフプランは、家族構成や年齢、働き方や子どもに与えてあげたい教育などにかかる費用などを将来にわたって入力し、その収支を確認することができます

ライフプランを条件を変えて作り直しをすることで、住宅に使うことができる金額を想定することができます

住宅購入のためのライフプラン

できればファイナンシャルプランナーと一緒に作ろう

ライフプランはインターネット上に無料で作ることができるサイトもありますが、できるならファイナンシャルプランナーに依頼して一緒に作ることをオススメします

ファイナンシャルプランナーと一緒に作ることによって、プロが使用する精度の高いソフトでシミュレーションすることができますし、自分たちだけでは気づかない収入や支出の変化も指摘してもらえます

また、シミュレーションを行うだけでなく、家計の見直しなども併せてサポートしてくれるので、住宅に回す資金が増えるかもしれません

マイホーム購入は家を買うだけでなく、長期にわたる支払いをスタートするきっかけにもなります

「こんなはずではなかった」と後悔しないように、将来の収支の変化も考えて予算などを考えるようにしましょう

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