資産運用を行っている中で、結果に大きく影響する要素が3つあると言われています。
その3つとは、
アセットアロケーション(資産配分)
銘柄選択
投資タイミング
と言われています。
つまり、いつ、どんな銘柄をどのような配分で保有すればいいか、ということになります。
これをみると、「やっぱり、タイミングと銘柄選びって重要なんだ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、この二つの影響は以外にも小さく、アセットアロケーション、つまり資産配分が最も重要であるというレポートがあります。
アメリカのバンガード社という米国の世界的に有名な資産運用会社が1962年から2001年の間でアクティブ運用のバランスファンドを調べた結果、アセットアロケーション、銘柄選定、投資タイミングの3つの要因のうち「アセットアロケーションの違い」が月次リターンの77%を占めるという結果がでました。
つまり、いつ買うか、どんな銘柄を買うかは重要ではなく、どんな比率で資産を持つかが大事だということが結果として大きく影響するということです。
ついつい、いつ買ったらいいか、どんな銘柄がいいか?を考えてしまうかもしれませんが、
自分の目標にあった資産配分
リスクを抑えた資産配分
などをしっかりと考えることが大事だということがバンガード社の調査でもわかっています。
遠回りにも見えるかもしれない、資産配分をしっかり考え、配分比率を守るように長期分散投資をすることが、結局は資産を守り育てることになります。