住宅ローンは借りれる金額でなく、返せる金額で

このところFP相談会でお越しに来るお客さまの相談で多いのが「わたしたちは、いくらくらいの家を買っても大丈夫なのでしょうか?」というご相談です。

おうちを買おうと思って、マンションギャラリーや住宅展示場に行った際に、営業マンや展示場で常駐するファイナンシャルプランナーに相談すると想像よりかなり高い金額を提示されることが多いからのようです。

例えば、「3500万円くらいかな」と思っていたら、「4,200~4,500万円くらいでも大丈夫ですよ」と言われるようです。

いったいこの差はどこから出てくるのでしょうか?

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『借りれる金額』しか教えてくれない

予想より高い金額が提示されるのには理由があります。

もちろん、高い物件を売った方が営業成績になるから、というのもあるかもしれませんが、営業マン達が提示する金額は、相談した人が返すことができる金額ではなく、「借りることができる(ローンが通る)金額」をお客さまに見せているからです。

営業マンが「ローンが通る金額」を計算するのは、昨年の年収から金融機関所定の計算式で計算をするからです。

計算をする場合、時によっては奥さんの年収までプラスして計算します。

しかし、去年の年収がいくらあるからと言って、将来もその年収があるわけではありませんよね?

特に女性の場合は、出産や育児などで休職したり退職することもありますし、時短勤務なので収入が大きく変化することも少なくありません。

お客さんが知りたいのは、そういった将来の収入が変化することを想定しても「無理なく返すことができる金額」のはずです。

決して、目一杯借りたいとは思っていないはずです。

おうちを購入するときの予算はそれぞれの家庭の暮らし方や支出によって大きく違ってきます。

車を持ちたい人と必要のない人。旅行をする人としない人、外食が好きな人、お子さまの人数や教育方針などによって大きく違ってきますし、収入は共働きか、奥さんはパートか、専業主婦かなど働き方などによって違ってきます。

「今返すことができる金額」
「家賃並みの返済額」

などと考えずに将来の収入と支出をしっかり考えて、無理のないマイホーム予算を考えましょう。

LBプランニングが作成するキャッシュフロー表はあなたのライフイベント(家族のイベントや教育資金、働き方など)を老後生活まで含めて時系列で考えて作成をします。

おうちにいくらくらいお金を使うことができるかをしっかり知りたい人はキャッシュフロー表を作るのはとてもいい方法です。

住宅購入は一生に一度あるかないかの大きな買い物です。

短期的な損得だけでなく、自分のライフプランに合っているのか?タイミングは今でいいのか?予算はこれで大丈夫なのか?しっかり考えてください。

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

「この知識をたくさんの人に知って欲しい。そして、生活を豊かに、夢をあきらめず実現して欲しい。そのためのお手伝いをできる仕事がしたい!」と思い、金融機関で勤めた経験もなく勢いのまま会社を辞め、独立系ファイナンシャルプランナー(特定の保険会社や金融機関などに属さないFP)として大阪で2005年に開業。
長年、サービス提供を行っていく中で、先輩FPや仲間のFP、税理士や司法書士などの専門家のアドバイスやサポートを受けて、相談技術や相談実務で役立つFP知識を増やす。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家として責任を持ち、お客様とお会いして相談をお受けいただいた前より、ホッとした表情や笑顔でお帰りになるお客様の顔をみて「やっぱりファイナンシャルプランナーという職業はいい職業やな」と日々実感している。

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