住宅購入の時は、「3,000万円くらいなら大丈夫かな~」と思ってマイホーム探しをしているとチラシやネットで2,980万円とかの物件を見ることがあるかと思います。
ここで気を付けていただきたいのが「諸費用」です。
一般的に諸費用は、
- 新築物件では、物件価格の3~7%
- 中古物件では、物件価格の6~10%
くらいと言われています。
新築で5%前後というと、小さく感じてしまうかもしれませんが、3,000万円の物件だと5%では150万円もかかるのです。
結構大きいですよね!
ローンに組み込んだとすると、35年返済、金利1%でも4,000円以上も負担が増えてしまいます。
「3,000万円くらいかなぁ」と思っていたら物件価格は2,800万円程度にしておかないと困ったことになりますので、注意が必要です。
諸費用の項目はこれだけある!
では、実際におうちを買ったときにはどんな諸費用があるのかみてみましょう。
1.購入
- 印紙税(売買契約書)
- 仲介手数料(新築の場合なしのことも)
- 登記費用
- 固定資産税
- 不動産取得税(軽減措置で非課税になることが多いです)
2.住宅ローン(金融機関によって必要な諸費用は異なります)
- 融資手数料
- 保証料
- 抵当権設定費用
- 団体信用生命保険料
- 火災保険
以外にたくさんの諸費用がありますね。
それぞれの費用がどれくらいかかるかは、物件がマンションか戸建か?中古か新築か?などによって違います。
例えば、新築のマンション(3,000万円)の場合、
- 購入時の費用のトータルが30~50万円
- 住宅ローンの諸費用が80~100万円
くらいの金額になります。
諸費用を安く抑えるポイント
できるだけ諸費用を抑えたい場合、ポイントになるのは金額と金融機関選びと住宅ローンの金額です。
購入時の費用はなかなか抑えることは難しいのですが、住宅ローンに係わる諸費用は金融機関によって大きく違ってきます。
例えば、融資手数料は数万円から借入れ額の約2%まで幅広く違います。一般的には融資手数料が高い金融機関は保証料が不要なところが多いです。
そして保証料は、金額と借入年数によって違います。借入金額が高く、借入年数が長いほど保証料は高くなってしまいます。
例えば、
- 借入金額:3,000万円 借入期間:35年
- 借入金額:2,500万円 借入期間:20年
では、2の方が保証料は安くなります。
マイホーム購入の時にはどうしても物件と住宅ローンに目がいきがちですが、諸費用もあらかじめ知っておかないと後々大変になってしまいます。
また、住宅ローン選びも諸費用や借入期間によってはちょっとくらい金利が高いところでも諸費用が安いと総額のが低くなることもあります。
おうち選びの時は諸費用もしっかりチェックしておかないとソンすることもありますよ!