こんばんは、ファイナンシャルプランナーの中野です。
資産運用すると、かならずリスクが出てきます。
リスクというと、「マイナス」のイメージする人が大半だと思いますが、資産運用の中で「リスク」という言葉の意味は日本語に直すと「ブレ」になります。
つまり、想定リターン5%に対して±20%動く、といった「±」がリスクなワケです。
つまり平均して5%くらいで運用できるんだけど、ブレがあって―15%~+25%くらいを行ったり来たりするということです。
一年目は―4%、二年目は+2%、三年目は・・・とブレの平均が5%ということになります。
なので、「リスクを減らす」ということは「ブレを小さくする」ということになります。
同じ5%のリターンでも、±20%動くものより±10%しか動かない方が運用をしているときの不安は小さくなりますよね。
老後資金準備など、長い期間をかけて運用を続けるには、たくさん増えることより、大きく下げないことが大事になります。
誰しも、自分の資産が激減するのはイヤですし、激減してしまうと不安になってしまいますよね。
リスクを減らす大事なアクション
資産運用ではリスクを減らす王道の方法があります。
ご存知の方も多いかもしれませんが、長期分散積立投資です。
長期分散積立投資とは、
- 資金をさまざまな市場の資産に分散して大当たりを探さない
- 運用期間を長く持ち、短期の上げ下げに一喜一憂しない
- 毎月定期的に購入することで相場が高い時も安い時も購入して購入単価を下げる
ことです。
これだけでも、リスクを大きく軽減することができますがこれにプラスして、次の事をするとさらにリスクを軽減できます。
さらに資産運用のリスクを減らすことができるのがリバランスです。
リバランスとは、運用を続けているといびつになった資産比率を元に戻すことです。
例えば、株式と債券を50:50で持っていたとします。株が大きく上がり、債券がそのままだとなり、比率が70:30になったとします。
すると、元々50:50で持っている予定だったのに比べると株式比率が大きくなっているのでリスクが高くなっている状態になっていますので、これを元の50:50に戻すことをリバランス(バランスを戻す)と言います。
リバランスを行うと、相対的に高いものを売却して低いものを買いますから、「高いときに売って、安いときに買う」が出来てしまうのです。
ただ、実際に売却をしてしまうと税金がかかってしまうので、リバランスの方法はしっかり考える必要があるのと、定期的に、が大事になりますので、管理がしっかりとしないといけません。
LBプランニングでは、たくさん増やすを目的とせず、リスクをいかに小さくして不安の少ない資産運用をしていただけるようサポート・管理をお手伝いしています。