今の高齢者は裕福?~現役時代のライフプランを考えよう~
ファイナンシャルプランナーの中野です。
「今の高齢者は退職金もあって、年金もしっかりしていて裕福」なイメージがある反面、介護が受けられなかったり、電気代の節約のために家の中で熱中症になり、病院に搬送されるような報道がありますが、実際はどうかご存知でしょうか?
実は内閣府の調査結果があり、それをみると、全体の4分の1強の方が「大変苦しい」「やや苦しい」と回答しているのに対して、「ゆとりがある」と答えた方は1割にも満たないのが現状です。
- 大変苦しい 7.2%
- やや苦しい 19.2%
- 普通 65.2%
- ややゆとりがある 7.4%
- 大変ゆとりがある 1.1%
そして、生活を支える収入ですが、「公的な年金」が圧倒的に多くなっていますが、全体の約3人に1人は「仕事による収入」と回答しています。
- 公的な年金(国民年金・厚生年金など)・・・85.9%
- 仕事による収入・・・・・・・・・・・・・ 34.9%
- 預貯金などの引き出し・・・・・・・・・・ 17.2%
- 私的な年金(企業年金・個人年金など)・・・10.1%
- 子どもなどからの援助・・・・・・・・・・ 7.4%
- 財産からの収入(利子・配当・家賃など)・・ 6.8%
- その他・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.7%
- 生活保護・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.9%
現役時代にすべきことは、貯金・運用!?その前に・・・
さらにデータを見ていると、4割以上が「毎月赤字になる」と回答しています。
つまり、今の高齢者でさえ、年金だけでは老後の生活が賄えていないということになります。
これを見て現役世代が老後のために準備することは、赤字を補うための資産作りが重要になってきます。
現役時代にも住宅の購入、子どもの教育費以外にも旅行やゴルフなど、自分の趣味にもお金を使いたいと思います。
今も充実していて老後の生活にも不安がないように準備をする ⇒ ライフプランをしっかりと考えてもらえたらと思います。
ライフプランで実現したい暮らしや夢、安心した老後のためにどうやってお金を貯めて殖やしていくか、しっかりと考えたいですね。
老後が不安だからといって今の暮らしを犠牲にしてお金を貯めるのも豊かな暮らしとは言えません。今の豊かに、老後も安心できるためのライフプラン、資産運用を一緒に考えていきましょう。