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私がFPになったワケ

ファイナンシャルプランナーになる前は・・・

「プロフィール」でも書いていますように私は、酒販店の長男として生を受けました。本家(というほどでもないですが)の初孫で長男ということで可愛がられて、育ててもらったと、今から思うと赤面するくらいワガママだったと思います。

で、両親はというと、土日も休みなし、朝から晩まで、食事中でも電話が入ったらすぐに配達に行く、夜は夜中まで伝票の整理と激務をこなしていました。

それに比べて友達のお父さんは家に帰れば仕事がない、日曜日は休み、お盆や正月もきちんと休んでいて、すごくうらやましかったので、「大人になったら絶対商売はしない!ボクはサラリーマンになるんだ!」と心に思っていました。

実際に、「手に職のあるサラリーマン」を目指して理系の大学に行き、サラリーマンになりました。
しかし、一度転職し、ワンマン社長の元で仕事をしていて、会社も少しずつ大きくなり、部下も少しずつ増えてはいましたが、仕事への熱意がなくなってきていた状態でした。

有意義なFP知識に感銘!

そんな時に趣味の資産運用の勉強と思い、ファイナンシャルプランナーの資格講座を受けました。
講座では、税金、保険、運用、不動産など生活の身近なお金のことを勉強して、「こんなに知らないことで損してる!知ってたらこんなにトクやん!」ということをたくさん知りました。まさに目からウロコ状態です。それも、2,3枚のウロコでなく、ボロボロとこぼれ落ちるような感銘を受けました。

この知識をたくさんの人に知って欲しい。そして、生活を豊かに、夢をあきらめず実現して欲しい。そのためのお手伝いをできる仕事がしたい!」そうその時思い、意を決して会社を辞め、ファイナンシャルプランナーとしての活動を始めました。

開業当初はお客様に来ていただくことにも苦労しましたし、知識も十分ではなく、伝え方もまだまだだったと思います。初めのころにご相談してくださった方には申し訳ない気分です(苦笑)。

いろいろなことで大変な思いをしましたが、先輩FPや仲間のFP、税理士や司法書士などの専門家のアドバイスやサポートを受けて、相談技術や相談実務で役立つFP知識を増やすことができ、今ではどんなご相談が来ても、不安を安心に変えて帰っていただくことができると思っています。

開業して15年目(2020年現在)になりますが、お客様とお会いして相談をお受けいただいた前より、ホッとした表情や笑顔でお帰りになるお客様の顔をみて「やっぱりファイナンシャルプランナーという職業はいい職業やな」と実感しています。