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愛称「NISA」 老後のためにどう使う?

投資が好きな大阪のファイナンシャルプランナー中野です。

あくまで「好き」であって、すんごく儲けてるのかというと、それはナイショです(笑)

さて、今年の税制改正での目玉の一つ、少額投資非課税制度の愛称が「NISA(ニーサ)」に決まり報道されましたね。ネーミングが女性名のような響きなためか、黒木瞳さんが発表会でゲスト参加されていましたね。

老後資金準備にどう使う?

口座数を増やしたい金融機関は「NISAの口座作りませんか?」でいいのかもしれませんが、わたしはこのNISAの使い方を考え中です。
愛称の可愛いNISAはもしかしたら小悪魔的な側面を持っているかもしれません。

と、言うのも非課税の期間は5年、その後100万円未満までは5年の非課税を継続することができる仕組みです。
つまり、最長で10年間の運用が非課税でできるワケですが、逆を言えば、5年で100万円以上になっている部分に関しては売却か移管をする必要がありますし、長くもっても10年後には売却をしないと税金がかかってしまうのです。

単純に考えれば、利益が出ているところでいったん売却して、もう一度同じものを同じ金額で買い戻せばいいのですが、これがなかなか心理的にできません。

なぜかと言うと、「値段が上がっている状態で買うの?」とついつい思ってしまうからです。
例えば、100万円で購入した商品が120万円になって売却。同じ商品を120万円で買って110万円になったらどう感じるでしょうか?
「10万円のプラス」と感じることができればいいのですが、「(120万円から)10万円下がって損した」と感じてしまう人が大半なのです。

少額投資の目的は、「少し先の将来に使うお金を増やす」ことが目的だと思っています。つまり老後生活資金の準備です。

30歳の人であれば30年以上先、40歳の人でも20年以上先の話です。NISAの非課税は10年。ちょっと短い気がしますね。
「じゃあ、50代の人ならいいのでは?」とも思いますが、10年しか運用できない人はリスクをかなりしっかりと管理する必要があると思います。

NISAを使うことはとってもメリットがあることだと思いますが、しっかりと運用方針を考えることと、5年後、10年後の対応がきちんとできるように資産運用計画はプロのアドバイスを受けながらしっかり考えたいですね。

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